

2026年、ナイキがあるスニーカーを復活させた。
エア フォース 1。それも、ただのエア フォース 1ではない。
2001年当時のシルエットを再現した「エア フォース 1 ’01(Air Force 1 ’01)」だ。
1982年に誕生したAF1には、40年以上の長い歴史がある。
数え切れないほどのカラーが発売され、さまざまなコラボレーションも実現してきた。
そのなかでも、2001年前後のモデルには独特の魅力がある。
細身のつま先、丸みのあるかかと、しっかりとしたレザー。そして、現在の定番モデルとは少し違う絶妙なバランス。
一見すると同じAF1なのに、並べてみると何かが違う。
そのわずかな違いを大切にしてきたのが、昔からAF1を愛するコアなファンたちだった。
そして2026年。
NIGOとのコラボレーションによって、2001年のシルエットが再び表舞台へ帰ってきた。
さらに、トリプルホワイトやカレッジネイビーといった通常モデルにも、その形が採用され始めている。
なぜナイキは、25年も前のシルエットをわざわざ復活させたのか?
なぜ2001年のAF1は、今でも一部のファンから高く評価されているのか?
今回は、2001年当時のスニーカー文化から2026年の復活までを振り返りながら、エア フォース 1 ’01に秘められた魅力と、その歴史を紐解いていこう。

モデル概要|2001年のエア フォース 1は何が違ったのか?
同じAF1なのに、何かが違う


現在、エア フォース 1の定番モデルとして知られているのが「Air Force 1 ’07」だ。
2007年のアップデートをルーツに持つシリーズで、街でよく見かける白いAF1も、この仕様が中心となっている。
一方、今回復活した「Air Force 1 ’01」は、2001年当時のAF1の形を再現したものだ。
最大の違いは、シルエットにある。
2001年仕様は、現在の’07と比較すると、つま先が細く引き締まり、かかとに丸みがある。
全体的に低く、コンパクトに見えるのも特徴だ。
特に横から見たときの印象は異なる。
’07がどっしりとした安定感を持つのに対し、’01はスポーティーで、どこか軽快な雰囲気を漂わせている。
これが、当時のAF1にこだわるファンを引きつける大きな理由だ。
違いは見た目だけではない

違いは、つま先とかかとの形だけではない。
2001年仕様では、シュータン(靴ひもの下にあるベロ部分)や履き口のクッション、レザーの使い方などにも特徴がある。
2026年の復刻モデルでは、厚みのあるレザーアッパーを採用。
さらに、通常の’07でおなじみのデュブレ(靴ひもの根元に付く金属などの飾り)を省き、つま先付近には小さなスウッシュの刺繍が施されている。
かかとのカーブやソール側面の質感など、一見すると気づかない部分にも手が加えられた。
つまり、単純に昔のカラーリングを復活させたモデルではない。
スニーカーそのものの形と雰囲気を、2001年に近づけようとした復刻なのだ。
なぜ2001年の形がそこまで評価されるのか?

スニーカー初心者からすれば、「ほとんど同じ靴なのでは?」と思うかもしれない。
実際、その感覚は間違っていない。
ただ、スニーカーは同じデザインでも、つま先の長さや丸み、レザーの厚みが少し変わるだけで、足元の印象が変わってくる。
2001年仕様には、今のモデルにはない独特のバランスがある。
それを知っている人たちが、長年その復活を望んできた。
俺スニ的には、2001年のAF1は、万人が違いに気づくような派手な名作ではないと思う。
しかし、履き比べたり、並べて見たりすることで良さが伝わってくる。
わかる人にはわかる。その絶妙な立ち位置こそが、’01の魅力なのだ。
’01と’07の違いまとめ
| 比較部分 | ’01 | ’07 |
|---|---|---|
| つま先 | 細身で引き締まった形 | 比較的ゆったりした形 |
| かかと | 丸み・強いカーブ | 比較的直線的で背が高い |
| 履き口 | 厚めのクッション | 標準的なクッション |
| シュータン | 長め・レザー仕様 | 布系素材が中心 |
| シューレース周辺 | デュブレなし・ミニスウッシュ | AF1デュブレあり |
| ソール側面 | 比較的滑らかな質感 | 細かな凹凸が目立つ |
’01と’07の違いは、カラーではなく形とディテール。2026年の’01は、2001年の仕様を現代に再現したモデルだ。
歴史を振り返る|2001年の黄金期から2026年の復活まで
2001年|日本から生まれた特別なAF1たち



2001年。
エア フォース 1はすでに、バスケットボールシューズという枠を超え、ストリートで存在感を放つモデルになっていた。
そんな時代、日本では特別なAF1が次々と登場していた。
その代表が、通称「白蛇」「黒蛇」、そして「Linen(リネン)」だ。
これらは日本向けの企画として知られるCO.JP(コンセプト・オブ・ジャパン)の流れを象徴するモデルでもある。
白蛇は、スネーク柄を取り入れた大胆なデザインが特徴。黒蛇は、ブラックを基調にスネーク柄などを組み合わせた個性的な1足だった。
一方のLinenは、淡いベージュとピンクを組み合わせた上品なカラーリング。
同じ2001年のAF1でも、まったく異なる魅力を持っていた。
そして注目したいのは、これらのモデルがその後も長く語り継がれてきたことだ。
当時のAF1には、単なる定番スニーカーでは終わらない、限定カラーを探す楽しさがあった。
2000年代|AF1の人気とともに変わっていったシルエット

エア フォース 1の人気が拡大すると、発売されるカラーやモデルの種類も増えていった。
それに伴い、生産体制も変化していく。
AF1は同じ名前のモデルでありながら、時代によって素材や形、細かなディテールに違いが生まれていった。
2007年には「Air Force 1 ’07」と呼ばれるアップデート仕様も登場。
やがて、街で見かける定番AF1は、こちらのシルエットが中心となっていく。
もちろん、’07にも魅力がある。
しかし、その一方で2001年前後の形を好むファンもいた。
新しいモデルが悪いわけではない。
ただ、あの頃のAF1には、あの頃だけのバランスがあった。
スニーカーの変化に敏感なファンにとって、それは簡単に忘れられるものではなかった。
2016〜2024年|2001年の名作が少しずつ戻り始める


2001年のAF1が再び話題に上るきっかけのひとつが、Linenの復刻だった。
2016年、ニューヨーク発のショップKithが、マイアミ店のオープンを記念してLinenを限定復刻。
日本限定だった2001年のカラーが、今度はアメリカで復活した。
そして2024年には、Nikeの「Cult Classics」企画を通じて、Linenが世界的に再発売された。
ただし、この時点で2001年のシルエットそのものが、新しい定番シリーズとして復活したわけではない。
注目されていたのは、主に過去のカラーリングと、その歴史的な価値だった。
色は戻ってきた。しかし、あの頃の形を求める声は残っていた。
2026年春|NIGOが2001年のシルエットを呼び戻す


-NIGO × Nike Air Force 1 ’01 “LO2”の全体画像とヒールのロゴ画像を各1枚ずつ計2枚挿入-
2026年4月、ナイキはNIGOとともに新しいエア フォース 1のプロジェクトを発表した。
その第一弾が「LO2(Last Orgy 2)」だ。
NIGOと高橋盾が1990年代初頭に手がけていた雑誌連載をテーマに、当時の裏原宿カルチャーをスニーカーに落とし込んだ。
そして、このコラボレーションにはもうひとつ重要な意味があった。
ベースに採用されたのが、2001年のAF1のシルエットだったのだ。
ナイキは細身のトゥボックスやスポーティーなフィット感を復活させ、2001年当時の雰囲気を再現した。
5月1日にロンドンで先行発売され、5月2日には日本でも展開された。
2001年のAF1を知る人にとっては、懐かしい形との再会。
一方、最近のAF1しか知らない人にとっては、新しいシルエットとの出会いになった。
2026年夏〜秋|コラボだけでは終わらなかった


NIGOとのコラボで注目された’01は、それだけで終わらなかった。
7月には、Kithが2001年の名作Linenを反転させた「Un-Linen」を発売。こちらにも、復活した’01のシルエットが採用された。
さらにナイキは、白を基調としたトリプルホワイトをはじめ、通常カラーの展開を本格化させていく。
アメリカではトリプルホワイトが7月に販売され、10月にはカレッジネイビーやチームレッドなども展開された。
日本でも10月31日にカレッジネイビー、11月2日にはトリプルホワイトとトリプルブラックが発売予定となっている。
特別なコラボだけでなく、日常的に履けるカラーにも2001年の形が採用された。
ここが、今回の復活でもっとも大きなポイントだと思う。
25年前のシルエットが、一部のコレクターだけの思い出ではなく、現代のスニーカーとして再び選べる存在になろうとしている。
2001年と2026年をつなぐ年表
アメリカ(海外)での立ち位置|2001年のAF1はなぜ特別なのか?
エア フォース 1を愛する人ほど、昔の形にこだわる


アメリカでは、エア フォース 1は単なるファッションアイテムではない。
バスケットボールからストリートへと広がり、ヒップホップとも強く結びついてきた、長い歴史を持つスニーカーだ。
特にニューヨークでは「Uptowns」という愛称でも親しまれてきた。
そんなAF1の歴史を追い続けるコレクターたちにとって、2001年前後のモデルは特別な時代のひとつとなっている。
その理由は、形だけではない。
地域限定カラーやショップ別注など、今では名作と呼ばれるモデルが数多く登場した時代だったからだ。
当時は、欲しいスニーカーが世界中のどこでも買えるわけではなかった。
日本だけで発売されるモデルもあれば、アメリカの特定地域でしか手に入らないモデルもある。
気になる1足を求めて、ショップを探し、情報を集める。
そうした楽しさが、スニーカー文化の大切な一部になっていた。
日本限定だったLinenが、海外で伝説になった


2001年のAF1が海外で高く評価されていることを示す、わかりやすい例が「Linen」だ。
ベージュ系のアッパーにピンクのスウッシュを組み合わせたこのモデルは、もともと日本限定で発売されたものだった。
ところが、その魅力は海を越えて広がっていく。
発売数の少なさもあり、海外のコレクターにとって、Linenは簡単には手に入らない憧れの1足になった。
そして2016年。
ニューヨーク発のスニーカーショップKithを率いるロニー・ファイグが、マイアミ店のオープンに合わせてLinenを復刻させた。
日本で生まれた限定カラーが、15年の時を経てアメリカで復活する。
これだけでも、2001年のAF1が持つ魅力が、国境を越えて受け継がれていたことがわかる。
さらに2024年には、NikeがLinenを「Cult Classics」のひとつとして世界展開した。
ここでいうCult Classicsとは、広く流行しているという理由だけではなく、愛好家たちによって価値が受け継がれてきた名作のことだ。
俺スニ的には、2001年前後のAF1全体をカルト的人気と呼ぶよりも、特定の名作や当時の仕様に、強い思い入れを持つファンがいると表現するほうがしっくりくる。
2026年、アメリカでも2001年のシルエットが再評価される

2026年、ナイキが2001年仕様を復活させると、海外のスニーカーメディアでも’07との比較が取り上げられた。
注目されているのは、派手なカラーリングだけではない。
つま先の細さ、かかとの丸み、レザーや履き口の違い。
長年AF1を履いてきた人ほど気になるような細部が、改めて話題になった。
俺スニ的に、この流れはとても面白いと思う。
新しいテクノロジーを搭載したわけでも、デザインを大きく変更したわけでもない。
むしろ、昔の形に近づけたこと自体がニュースになっている。
それだけ、2001年のAF1には記憶に残る魅力があったということだろう。
海外における’01は、AF1の黄金期をもう一度味わいたい人たちが待ち望んでいたシルエットなのだ。
日本での立ち位置|2001年の裏原宿と2026年のNIGOを結ぶもの
2001年、日本には日本ならではのAF1があった

2001年の日本では、スニーカーとストリートファッションが強く結びついていた。
そのなかで注目したいのが、日本向けの企画「CO.JP」だ。
現在では世界的に知られるモデルも、当時は日本でしか購入できない特別な1足だった。


通称「白蛇」「黒蛇」と呼ばれるAF1は、その代表例だろう。
白蛇は、ホワイトを基調にスネーク柄を組み合わせた大胆なデザインが特徴。
黒蛇も、ブラックをベースに異素材や反射素材を取り入れた、個性的なモデルだった。
さらに、2001年には日本のスニーカーショップatmosによるグレーとネイビーの別注AF1も登場している。
シンプルな定番モデルがある一方で、日本ならではの色使いや素材を採用したモデルも生まれていた。
2001年のAF1は、そうした多彩な魅力を持つ時代だった。
NIGOと2001年のAF1には、もともと接点があった


ここで注目したいのが、NIGOの存在だ。
2026年のコラボレーションによって、NIGOとエア フォース 1が突然結びついたわけではない。
実は、2001年に発売された白蛇は、NIGOが愛用モデルとして紹介したことでも知られている。
その影響もあり、当時は高い人気とプレミア価格を記録したと伝えられている。
つまりNIGOは、2001年のAF1を現代に蘇らせる前から、その時代のスニーカー文化に深く関わっていた人物なのだ。
2026年の’01復活を考えるとき、この事実は見逃せない。
かつて2001年のAF1を愛用していたNIGOが、25年後にはナイキとともに、同じ時代のシルエットを復活させる側に立っている。
単なる有名人とのコラボではなく、そこに本人の歴史が重なっているのだ。
LO2は、NIGOの原点を表現した1足だった

2026年5月に発売された「NIGO × Nike Air Force 1 ’01 LO2」。
このモデルの背景には、NIGOとUNDERCOVERの高橋盾が1990年代初頭に手がけていた雑誌連載「LO2(Last Orgy 2)」がある。
ふたりはファッションや音楽、デザインに対する感性を発信し、その活動は裏原宿の伝説的なショップ「NOWHERE」へとつながっていった。
LO2モデルのセイルとロイヤルブルーの配色は、そのNOWHEREの看板から着想を得ている。
さらに、光沢のあるパテントレザー(エナメル加工の革)を採用し、当時のNIGOが好んだカラーや素材を表現した。
そして、その土台となるシューズには2001年のAF1の形が選ばれている。
1990年代の裏原宿。
2001年のAF1。
そして2026年のコラボレーション。
それぞれ異なる時代の出来事が、ひとつのスニーカーでつながった。
日本における’01は、単なる懐かしい靴ではない
2026年のエア フォース 1 ’01は、日本のスニーカーファンにとって少し特別な意味を持つと思う。
2001年当時を知る人にとっては、懐かしいシルエットの復活。
当時を知らない若い人にとっては、今のAF1とは少し違う、新鮮なモデルの登場。
さらにNIGOを通じて、日本のストリートカルチャーの歴史を知るきっかけにもなる。
俺スニ的には、2001年のAF1は、知名度の高さよりも、細部へのこだわりや、その時代の空気に魅力を感じるモデルだと思う。
だからこそ、誰もが熱狂する大ブームにならなくてもいい。
その価値を知っている人に長く愛され、新しい世代にも少しずつ伝わっていく。
そんな立ち位置が、’01にはよく似合う。
日本と海外、2001年のAF1をどう見ているのか?
印象的なモデル:日本限定Linen
評価される部分:当時の形、素材、希少カラー
2026年:2001年の仕様が再び選択肢に
印象的なモデル:白蛇・黒蛇・Linen
評価される部分:日本独自の配色・素材・当時の空気
2026年:NIGOとの物語がつながる
2001年のAF1は、日本で生まれた限定カラーが海外で評価され、25年後には日本人クリエイターのNIGOがシルエットの復活に関わるという、国境と時代をまたぐ物語を持っている。
歴代の名作5選|2001年と2026年をつなぐ特別な5足
エア フォース 1には、数え切れないほどの名作がある。
しかし、今回の主役はあくまで2001年のAF1と、その形を現代に蘇らせた’01シリーズだ。
そこで、2001年当時を象徴するモデルと、2026年に登場した新しいモデルから、特別な5足を選んだ。
01|2001年の伝説:Air Force 1 Low “Cocoa Snake(白蛇)”

まず紹介したいのが、通称「白蛇」だ。
2001年に日本企画のCO.JPから登場した、エア フォース 1を代表する名作のひとつ。
ホワイトを基調としたアッパーにスネーク柄を組み合わせた、独特なデザインが特徴だ。
今ではAF1にさまざまな素材や柄が使われることは珍しくない。
しかし、当時の定番AF1とは異なる大胆なカラーの切り替えやスネーク柄は、強い存在感を放っていた。
さらに、このモデルにはNIGOとの接点もある。
NIGOが愛用モデルとして紹介したことでも知られ、当時はプレミア価格が高騰したと伝えられている。
つまり白蛇は、2001年の日本のスニーカー文化とNIGO、そして2026年の’01復活を語るうえで、非常に興味深いモデルなのだ。
俺スニ的には、見た目の派手さだけでなく、その後のAF1の可能性を広げた1足として紹介したい。
02|世界が追い求めた日本限定カラー:Air Force 1 Low “Linen”

続いて紹介するのは、2001年に日本限定で発売されたLinenだ。
淡いベージュとピンクを組み合わせた、上品なカラーリングが特徴。
白蛇とは対照的に、派手さを抑えたデザインながら、海外のコレクターからも高く評価されてきた。
2016年にはKithがマイアミ店のオープンを記念して限定復刻。
2024年にはNikeのCult Classicsとして世界展開された。
そして2026年には、Kithがその配色を反転させたUn-Linenを発表している。
たった1つのカラーリングが、25年後も新しいモデルのデザインに影響を与えている。
これだけでも、Linenが特別なAF1だったことが伝わるはずだ。
俺スニ的には、2001年のAF1を代表する不動の名作カラーとして選びたい。
03|復活の立役者:NIGO × Nike Air Force 1 ’01 “LO2”

2026年の’01を語るなら、絶対に外せないのがNIGOとのLO2コラボだ。
セイルとロイヤルブルーを組み合わせたカラーリング、光沢のあるパテントレザー、そしてLO2やNIGO Airのロゴ。
デザインには、NIGOと高橋盾が活動していた1990年代の裏原宿カルチャーが反映されている。
しかし、このモデルの本当の魅力は、見た目だけではない。
最大のポイントは、2001年のAF1のシルエットを復活させたことだ。
今のAF1に単純なコラボデザインを加えるのではなく、あえて昔の形を選んだ。
この選択によって、2001年のAF1を知らなかった人にも、その存在が広く伝わるきっかけが生まれた。
俺スニ的には、2026年に始まった’01の新しい歴史を象徴するモデルだと思う。
04|25年の歴史をつなぐ1足:Kith × Nike Air Force 1 ’01 “Un-Linen”

2026年7月20日に登場した、KithによるUn-Linen。
その名前のとおり、2001年の名作Linenを新しい方向から再解釈したモデルだ。
オリジナルではベージュを主役にしていたが、今回はピンクをアッパーの中心に配置。
ベージュ系のカラーをスウッシュやアウトソールに取り入れ、配色を反転させている。
さらに、柔らかな印象のヌバック素材を採用。
そして、このモデルにも復活した2001年仕様のAF1シルエットが使われている。
ここが面白い。
2001年に生まれた名配色を、2026年に当時の形を意識したモデルで再構築する。
単なる懐かしさではなく、過去のデザインを今のファッションとして楽しめるようにした1足だ。
俺スニ的には、今回の5足のなかでも、2001年と2026年のつながりを特にわかりやすく感じられるモデルとして紹介したい。
05|俺スニが注目する復刻:Nike Air Force 1 ’01 “Triple White”

最後に選びたいのが、2026年のトリプルホワイトだ。
「ただの真っ白なAF1では?」
そう思う人もいるだろう。
確かに、見た目だけなら普段よく見かける白AF1と大きな違いはない。
しかし、今回のモデルには2001年のシルエットが採用されている。
細身のつま先、丸みを帯びたかかと、レザーやソールの質感。
昔のAF1を知る人がこだわってきた部分を、現代の通常モデルとして楽しめる。
個人的には、ここが2026年の’01復活でもっとも重要なポイントだと思う。
特別なコラボだけで2001年仕様を復活させても、その魅力を楽しめる人は限られてしまう。
しかし、トリプルホワイトならどうだろう。
普段履く白AF1を選ぶときに、’07だけでなく’01も候補に入れられる。
派手な限定カラーでも、話題のコラボでもない。
ただ、2001年の形をしたAF1を履ける。
俺スニ的には、それだけで十分に魅力的な復刻だと思う。
俺スニ的・名作5選まとめ
今の立ち位置とこれから|2001年のAF1は再び定番になるのか?
2026年後半、通常モデルにも広がり始めた’01

| カラー | 品番 | 展開情報 |
|---|---|---|
| Triple White | IV4501-100 | 国内11/2発売予定 |
| Triple Black | IV4501-001 | 国内11/2発売予定 |
| College Navy | IV4501-400 | 国内10/31発売予定 |
| Team Red | IV4501-600 | 海外で10月展開 |
2026年春、NIGOとのコラボレーションによって始まった’01の復活。
その動きは、秋になるとさらに広がりを見せ始めた。
ホワイトやブラックの定番カラーに加え、ネイビーやレッドなども登場。
なかでもカレッジネイビーは、2001年当時を思わせる落ち着いたカラーリングが特徴だ。
ネイビーのレザーアッパーに、ライトスモークグレーのスウッシュやミッドソールを組み合わせている。
派手なコラボではない。
だからこそ、2001年のシルエットそのものを楽しめるモデルと言えるだろう。
個人的には、今後こうした通常カラーがどこまで増えていくのかに注目したい。
NIGOとj-hope、Victor Victorも加わる2026年の展開

通常モデルだけでなく、コラボレーションも続いている。
2026年10月には、NIGOとBTSのj-hopeによる「Air Force 1 ’01 JH」が登場した。
バーントサンライズとメタリックゴールドの光沢あるカラーリングに、ブルーのアクセントを組み合わせたモデルだ。
j-hopeを象徴するリスのグラフィックなど、特別なディテールも施されている。
また、音楽業界で活動するスティーブン・ヴィクターのブランド「Victor Victor」とのシリーズでも、2001年仕様のAF1が採用された。
さまざまなカラーを展開し、犬のロゴを取り入れたコラボレーションだ。
かつてのAF1を知る世代だけでなく、現代の音楽やファッションに親しむ人たちにも、’01が届くきっかけになっている。
’01と’07は、どちらが優れているのか?
ここは、少し冷静に考えたい。
確かに、2001年のAF1はコアなファンから高く評価されている。
しかし、それは現在の’07が劣っているという意味ではない。
’07には、長年にわたって定番として支持されてきた理由がある。
比較的ボリュームのあるシルエットや、現代のファッションに馴染むバランスを好む人もいるだろう。
一方で’01は、細身のつま先や独特の丸み、昔ながらのレザーの雰囲気に魅力を感じる人に向いている。
俺スニ的には、どちらかを絶対的な正解とする必要はないと思う。
2001年の雰囲気を楽しみたいなら’01。
そんな選び方ができること自体が、今回の復活の価値ではないだろうか。
’01は大ブームにならなくてもいい
ここまで’01の魅力を紹介してきたが、今後すべてのカラーが爆発的に売れるとは考えていない。
見た目の違いが小さいため、スニーカーにそこまで詳しくない人には、通常のAF1との違いが伝わりにくい可能性もある。
また、通常の’07と比べると、価格の高さが気になる人もいるはずだ。
それでも、今回の復活には十分な意味がある。
2001年のAF1を好きだった人が、もう一度その形を楽しめる。
当時を知らない人が、新しい視点からAF1を選べる。
大切なのは、一時的な人気よりも、長く選べるモデルになることだと思う。
俺スニ的まとめ|25年経っても忘れられなかった形
2001年のエア フォース 1は、歴史を大きく変える新技術を搭載したモデルではない。
しかし、あの頃の形や素材、そして数々の名作カラーは、長年ファンの記憶に残ってきた。
日本で生まれた白蛇やLinen。
海外で高く評価された限定カラー。
そして2026年、ついに復活したシルエット。
振り返ってみると、今回の’01復活は突然起きた出来事ではないのかもしれない。
長い間、その形を忘れずにいた人たちがいた。
そして、その魅力を現代に伝えようとする人たちがいた。
そうした歴史の延長に、2026年のエア フォース 1 ’01がある。
個人的には、今回の復活が一時的なコラボブームで終わらず、今後も通常カラーとして続いてほしいと思っている。
25年経っても、もう一度履きたいと思われる。
それこそが、2001年のAF1が持つ本当の価値なのではないだろうか。










